留学の思い出

投稿者: | 2018年4月24日

私がアメリカに留学したのは1991年。ちょうど湾岸戦争が勃発した年でした。当時私は大学の4年生。3月の卒業式に出席せずに、1月にアメリカに留学しました。留学先は、アーカンソー州。みんな、留学先として人気のロスなどではなくなぜアーカンソーに?と不思議そうに尋ねられますが、私が通っていた大学の姉妹校があったからです。

英文科で勉強していましたが、会話はほとんど出来ませんでした。だから、アーカンソーの大学に行ってすぐは本当に大変でした。まず、何とかダラスの空港に到着したのですが、そこから何故か飛行機が飛ばなくて、何時間の空港で待たなければなりませんでした。何度、理由を聞いてもさっぱりわからなくて、もう一人一緒に留学することになっていた後輩と困っていました。

結局アーカンソーに着いたのは、夜中。やっと到着と思ったら、私達のスーツケースがどこかに行ってしまっていました。留学早々、先が思いやられるあと思ったのを覚えています。でも、アナという大学の生徒さんが迎えに来てくれていて、彼女の笑顔にとても元気づけられました。次の日、無くなったスーツケースも無事に届いて、いよいよ私の留学生活が始まりました。